衛生環境を整えよう!

介護ヘルパーとして訪問した高齢者宅は必ずしも衛生的な調理環境があるとは限りません。そのため、食中毒を避けるためにまずは最低限の衛生環境を確保することが大切でしょう。キッチンでもっとも汚染源となりやすいのはまな板ですから、きちんと洗って減菌してから使用しましょう。時間がないときは熱湯をかけて消毒するか、使用済みの牛乳パックを開いて、きれいに洗い乾かしたものを持参しておけば、まな板がわりに使えますよ。また、ふきんもチェックし、熱湯消毒してから使用したり、キッチンぺーパーがあればかわりに使うのもいいでしょう。

エネルギーよりもミネラル

一般に高齢になると食が細くなり、食事の絶対量が減るため、人体に欠かせないめねらるの摂取量が不足しがちです。そのため、献立を考えるときにはエネルギー量よりもミネラルの摂取を意識してみましょう。ミネラルはカリウムやマグネシウム、ナトリウムなどのことで、わかめやひじきなどの海藻類や大豆製品、ナッツ類、切り干し大根やゴマなどにも含まれています。緑茶もミネラルが豊富なので、積極的に飲用をすすめましょう。ただし、ペットボトルの緑茶は葉酸というミネラルが抜け落ちているので、茶葉で入れたものがいいですよ。

本人が楽しんで食べられるもの

ミネラルを確保したら、あとは好みや体調にあわせて、本人が楽しく食べられる献立を心がけましょう。もっと元気に、もっと健康にと栄養バランスばかりにこだわり、本人にとっては、かろうじて食べれる、いやいや食べさせられるというようなメニューになるのは避けたいものです。食はあくまでも暮らしの一部であり、こんなものが食べたいという要介護者の思いにこたえることが大切でしょう。ただし、形だけではダメで、例えばうどんが食べたいといったからといって市販のインスタントでは喜びません。便利になりすぎて、だしの取り方を知らない世代も最近は増えましたから、お世話する人の気持ちにこたえられるように、それくらいはできて当たり前になりましょう。

介護に就職を考える場合、最初から経験や資格を問われません。就職してからでも資格は取れます。まずは、介護職員初任者研修(ヘルパー2級)から始め、介護福祉士、介護支援専門員等を目指したらどうでしょうか。